ギターを始めたばかりの方や、最近一人暮らしを始めたばかりのギタリストさんが一度は誰でも遭遇するのがギターの消音対策です。
アコースティックギターをワンルームの部屋で鳴らそうものならすぐに隣人からの苦情や大家さんからの注意が飛んでくるでしょう。
エレキギターだってアンプにつなげて演奏するにはスタジオなどのちゃんと防音設備が整っている場所に限られます。日本の住宅はなかなかギタリストには優しくないものです……。なので今回はアコギやエレキを練習する際に役に立つ消音の方法についてご紹介したいと思います。
スポンサードリンク
アコースティックギターでの消音方法
まずはゼロ円でできるアコギの消音方法をご紹介します。
一番簡単なのはブリッジ部分にタオルや暑さ二センチ程度のスポンジを挟み込むことです。
家にあるものですぐにできるので楽ではありますが、音が響かなくなるということは弦がミュートされているということなので、運指やコードチェンジの練習しかできなくなるのが難点ですね。
またもう一つ簡単に試すことのできる方法としてはサウンドホールにタオルなどを詰めて練習する方法もあります。
ただしこの場合何枚ものタオルを詰め込まなければなかなか消音できないかもしれません。サウンドホールを塞ぐグッズもあるのでそちらを使うのも手でしょう。
また他に方法としてはサイレントピックを使うという方法もあります。
サイレントピックとは通常のものより薄く穴の空いたピックのことです。これを使えば音のサステインがなくなることもなく、しっかりと消音できるため大変便利な道具になっています。
逆にお金を掛けてもいいというのなら、サイレントギターを買うのも一つの手です。
サイレントギターであれば通常のアコギの10%程度の音しかなりませんし、ヘッドフォンを接続して音を聞くことができるので、簡単にアコギの練習を静かな状態で行うことができます。
もちろんサイレントギターを買うことは別のギターを購入することとほぼ同じですので、こちらはお金に余裕があるときの手段だといえます。
スポンサードリンク
エレキギターでの消音方法
エレキの場合一番簡単な手段はまずアンプに繋げずに練習する方法です。
アンプに繋げないまま弾いても音だけであれば鳴りますし、騒音にもなりません。ただし当たり前ですが歪みやエフェクターを試したり調整したりすることはできないので、運指やピッキングの練習をしたい時の方法になります。
ちゃんとアンプに繋げて練習したい場合は、ヘッドフォンに繋げられるアンプを用意してヘッドフォンに繋げた状態で練習するのが良いでしょう。
VOXのコンパクトヘッドフォンアンプはヘッドフォンを繋げることを前提として作られた小さなアンプで、お値段も200円前後なので手軽に手にいれることが可能です。
また自宅用のコンパクトなアンプであれば大抵ヘッドフォンを繋げることが可能ですので、こちらも比較的簡単に試せる方法です。しかしヘッドフォンの品質次第では実際にアンプ越しで聞く音とヘッドフォンを通して聞く音ではかなりの差異が生まれることがあります。
もししっかりと音作りを行う場合はヘッドフォンの製品からこだわった方がいいかもしれません。
おすすめ消音グッズ
次におすすめの消音グッズを紹介したいと思います。
一つ目は、隙間テープと防音カーペットです。ベースやドラムだと低音がかなり響くのでカーペットなどの効果は薄いですが、ギターは主に中音域を鳴らす楽器ですのでこういったグッズは結構効果を発揮してくれます。
隙間テープは扉の縁に貼ってドアと壁との隙間をなくすことで防音効果を高め、カーペットは音の響きを薄めるので下の階に住んでいる人への騒音も薄めてくれます。二つ揃えるだけでも3000円弱で済みますのでお手軽さも抜群です。
もう一つ紹介するグッズは、簡易防音室です。
防音室付きの部屋なんて買えないよ!という方でも安心、最近は防音室も”買える”のです。簡易防音室はダンボールや吸音材などで作られた人が二人程度入るほどの大きな箱です。楽器を持って弾くぶんには十分な広さと防音性を持っています。管楽器などの大きな音でもしっかりと防音してくれるので、アコギでもエレキでもまったく問題はありません。
ただすこしばかり値段が弾んでしまいますが、本格的にギターの練習に挑もうという人にはぴったりかもしれませんね。
まとめ
ここまで様々な方法でのギターの消音方法を紹介してきましたがいかがだったでしょうか? 騒音対策はギタリストなら誰でも考えることですが、そのぶんいろんな対策方法があります。
ここで紹介した方法以外にもお手軽な消音方法や、グッズなどがたくさんありますので、ぜひ自分でも調べてみると役に立つ情報が見つけられるかもしれません。この機会にもっと充実したギターライフを作り上げてみてくださいね!