これからのシーズン会社勤めの方、もしくは誰しもが避けて通れない行事が待っていますよね。
そうです、『忘年会』です。中には待ち遠しくて居ても立っても居られないという方もいると思いますが、近年のお酒離れな風潮も影響して忘年会が今から億劫で回避する理由を探している方も少なくないかと思います。
私もある事情からなかなか乗り気にはなれないのですが、避けては通れないのでうまく乗り切る方法を常に考えています。
乗り気になれない理由は、お酒が嫌いなわけではないのです。むしろ大好きなくらいです。ではなぜ乗り気になれないのか。
それは会社の中で入社してから日が浅いという点です。感のいい方はお気づきかと思いますが、私のような立場の人は会の盛り上げ役を任命され、余興で何かを企画しなくてはならないのです。
これは当然の宿命だと思っているので文句はありませんが、なかなか苦労がつきものです。自分の親くらいの世代の上司を楽しませるために何をしたらいいのか、失敗に終わってシラけさせてしまったら来年の昇格が危うい、など悩みのタネは尽きません。
そんな私ですが、ギターを弾いて余興を乗り切りうまく盛り上げることができた体験談をご紹介します。
ギターの弾き方で盛り上がる?
余興について考えても付け焼き刃な微妙な案(流行りな芸人のモノマネ、手品、一発芸などなど)しか浮かんでこず、周りに自分のような立場の人がいなくて相談もできずに悶々とした日々を送っていました。そんな時に同じような経験を踏んできな優しい先輩から「なんか楽器できないの?」と不意に聞かれました。
その先輩は社会人の吹奏楽団の団長をプライベートでやっており、過去に忘年会でトランペットを演奏してうまくいったよとの助言をしてくれたのです。
楽器を使ってもいいとなると、自分は学生の頃に友人とバンドを組んでライブハウスに何回か出たことがあるのでギターの腕は人並み以上にはあると自負していました。ギターで弾き語りをしたらみんな楽しいはず、そんなにうるさくもないので真剣モードな会話の邪魔にもならないはず。
人生で一番思い出の詰まっているのは青春時代。
その頃によく聞いていた音楽は年をとっても色褪せずに心に刻まれているものだと聞いたことがあり、最近流行りの曲から1曲、90年代〜2000年代の名曲から1曲、オールドサウンドから1曲。ある程度の世代をカバーできるように選曲をしました。助言をしてくれた先輩にも手伝ってもらって、ギターとトランペットのコラボレーションなんてこともやってみることになりました。
そしていざ忘年会当日、会が始まり日頃の労い・無礼講な場ということもあり美味しい食事とお酒が進んでいきます。その時点で自分は余興への緊張でいくら飲んでも酔えない、食事も喉を通らない状態でした。
いよいよ余興の時間が始まります、私が一言挨拶をして特技を披露させていただきますとギターを裏から引っ張り出してくると上司たちの食いつきがすごく変わり、会話が止まって注目の的になりました。そこからは緊張しながら先輩のお力添えもいただき全4曲を弾き語りし終えました。
結果は、、想像以上の大盛況!みんなから上手かった、やればできるじゃん、宴会部長に昇進だ、こんな特技隠すことない、もっとやれ、などなど賞賛の声を頂戴することができました。
弾き語りは下準備と思い切りが大事
これに味をしめた私は、社内の忘年会では成功したので他でもいけるのではという欲が出てきました。仕事柄、取引先主催の忘年会にも参加をするのですがそこでも参加している各社が余興を用意しなくてはならないのです。
競合他社も参加するのでアピールのチャンスでもあります。我が社は私の弾き語りでいこういう方針で決まりました。過去に先輩が色々やって、しっかりと結果を残してきているという話を聞いて自分が滑るわけにいかないというプレッシャーを背負いながら本番を迎えました。
私はこの取引先の担当者・その上司とはなかなかうまくいっておらず、相手にしてもらえない日々が続いていました。これで少しでも目を向けてくれたらなと思いながらも前回同様にある程度の世代の人がちゃんと楽しめるように選曲して、いざ弾き語りスタートです。この時は少し歌い方のモノマネも練習してそれも披露しました。
するとすると会場は大盛り上がり!取引先でも大成功という結果でした。
そしてなにより、苦手意識を持っていた担当者・その上司の方がとても関心を持ってくれたのです。これが何よりの収穫で、年が明けて仕事始めで挨拶に回ると、「いきなりで悪いんだけど、この案件よろしく」と大型案件のご注文をいただくということになりました。
そんなにうまくいくものなのかと思い周りにこっそり聞いてみたら、選曲がちょうどハマったらしく一緒に仕事したら楽しそうとおっしゃっていただけていたそうです。
それから公私共に仲良くさせていただいており、いい関係を築きれるきっかけになりました。今思い返すと、たまたまハマったからよかったものの滑っていたらと思うと背筋が凍ります。事前調査は大切だなぁという教訓にもなりました。
まとめ
私の体験談をもとに書かせていただきましたが、弾き語りはやはり選曲が肝心だなと思います。ギターの腕前、歌のうまさもある程度は必要になってきますが自分にあった選曲、会場にいる人が好む選曲など事前に知っておくといいかもしれません。
自分が歌わなくても周りの人が歌ってくれたりすることもあります。
自分の特技を活かせる機会はどんどん挑戦していくべきだと思います。皆さんもギターがある程度弾けるとしたら、今年の忘年会の余興に弾き語りをしてみてはいかがでしょうか。
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