ギターをアンプにつなげただけでは、プロのような様々な音色はなかなか出せません。
ギター演奏を始めたばかりの頃だと、「自分の努力がまだまだ足りないからではないか?」「アンプのつなぎ方に問題があるのではないか?」と考えがちですが、答えは「エフェクター」にあるのです。
エフェクターとはいったいどんなものなのでしょうか?具体的に見ていくことにしましょう。
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Contents
ギタリストが使っているエフェクターとは?
あなたは、TVの音楽番組やプロモーションビデオなどで、ギタリストがペダルのようなものを踏みながら演奏しているのを見たことはないでしょうか?実はこれがエフェクターと呼ばれるものです。
エフェクターは、ギターの音をアンプに送る段階で、音を変える働きを持つ装置です。
ギター演奏はもちろんプレイヤーの、ギターそのものの腕によって音色は大きく変わるものですが、ギター演奏のより深い部分、自分の色を出せる部分というのがこのエフェクターであり、プロになればなるほど、エフェクターを効果的に使っているのです。
ギタリストやベーシストは演奏中、両方の腕や指が塞がっているため、演奏以外は自由に使えません。
だから、アンプに直接触れることができないので、エフェクターによって足で音色を変えているのです。
では、エフェクターにはどのようなものがあるのでしょうか?
エフェクターには様々な種類
エフェクターの存在や効果性はわかっても、ギター初心者は「エフェクターなんて、どれも同じじゃないの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はエフェクターには様々な種類のものがあるのです。
1.ロック系のエフェクター
このエフェクターはひずんだ音が特徴ですが、音色は一般的にも馴染み深いもので、ロックギタリストが主に愛用しています。なお、ひずみのレベルもあり「オーバードライブ」、「ディストーション」、「ファズ」などに分けることができます。
2.音のうねりが特徴のエフェクター
このエフェクターは音色にうねりや揺らいだ感じを出すことができるため、サイケデリックな演奏を楽しむことができます。
このエフェクターもうねりや揺らぎにレベルがあり、「コーラス」、「フランジャー」、「トレモロ」などに分けることができます。
3.音に奥行きを与えるエフェクター
このエフェクターは音に残響効果を加えてくれるので、音色に広がりを出すことができます。
エコー効果を与える「リバーブ」や残響音を繰り返す「ディレイ」などといった音があり、シーンに分けて使うことができます。
4,原音にフィルターをかけたような音が特徴のエフェクター
このエフェクターは個性的な音を楽しむことができ、ギターからアンプへ音を送る周波数を変えることでくだけた音を出すものや、ロボットボイスのような音にするものなどがあり、使うシーンの選び方は難しいものの、バッチリ決まると演奏も引き締まります。
では、このようなエフェクターを選ぶ際のポイントを見ていくことにしましょう。
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初心者でもわかるエフェクター選びのポイントとは?
初心者の方がエフェクター選びで注意しなくてはならないポイントは、自分がどのような音を弾きたいのかをまず明確に決めることです。
そして、前述した様々な種類があるエフェクターからこれだというものをピックアップするのです。
しかし、最初から個性的でクセのあるエフェクターを使うのは難しいかもしれません。
一般的で初心者におすすめというものは1つ目にご紹介したロック形のエフェクターで、ひずみ音は非常によく使うので、初めて購入する方はこのタイプを選ぶとよいでしょう。
それでも「いろんな音色をエフェクターで楽しみたい」という方には、「マルチエフェクター」と呼ばれるものがおすすめです。
このエフェクターは専門性こそありませんが、エフェクターとしての機能がひと通り備わっているので、様々な機能を体感することができます。「自分ががどのような音を弾きたいのかよくわからない」といった方は、まずこのマルチエフェクターを使って、どのようなエフェクトが好きかをチェックしてみてもよいでしょう。
では最後に、より具体的に初心者におすすめのエフェクターをご紹介しましょう。
初めての方にこそ使ってもらいたいおすすめエフェクターとは?
前述のようにまずはロック系のエフェクターがおすすめですが、その中でも「BOSS SUPER Over Drive SD-1」は特に初心者向きです。
こちらはひずみをきかせたエフェクターとしては最も定番で、いろいろなギターやアンプとも相性が良いのが特徴です。
使い方も非常に簡単なので、とにかく初めての方は選択候補の1番目においてもよいのではないでしょうか。
次にマルチエフェクターの中でおすすめなのが「BOSS ME-25」です。
こちらはUSBでパソコンにもつなぐことができるため、初心者にも使い慣れた方にも大変便利なのでおすすめです。
今回は何点か初心者におすすめのエフェクターを紹介しました。自分の使う役割によってエフェクターを選んでみましょう!