アコースティックギター、いわゆるアコギを弾くためにはまず最初にしなければいけないのはチューニングです。
まずチューニングがしっかりできていないと全くいい音を奏でることができないので、アコギを弾いていても楽しくないだけではなく、アコギの上達にも関わってくるのです。
でも特に初心者の方はアコギのチューニングの方法をよく知らなかったり、適当にやってしまったりすることもあるのではないでしょうか?
これから紹介するのは、そんな初心者の方を含めたアコギストの方にフルにアコギを楽しんでいただくためのチューナーによるチューニング手順を紹介していきたいと思います。
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チューナーによるチューニング手順
これからアコギのチューニング方法の中で一番簡単で一番アコギストの皆がしている方法である、チューナーによるチューニング手順を紹介します。
チューナーによるチューニングをするためには、まず楽器店などで売っているギター用のチューナーを買います。
チューナーは安いものであれば1000円台から買うことができます。
そのチューナーをアコギのヘッド部分に取り付けます。
チューナーはほとんどが洗濯バサミのようにギターのヘッド部分に挟んで取り付けれるようになっています。
よく音楽番組などでミュージシャンが持っているアコギのヘッド部分に何か付いているのを見ることがあったと思いますが、あれがチューナーです。
このチューナーをアコギのヘッド部分に取り付けたら、チューナーの電源を入れます。
そしてアコギの弦を一本ずつ鳴らして一本ずつチューナーを見ながら音を合わせていきます。
この際おそらく皆は6弦から一本ずつ合わせていくと思うので、6弦からの合わせ方を紹介します。
ちなみにギターの弦は、細い方から順に1弦、2弦、3弦、4弦、5弦、6弦となっています。
つまり今から紹介するのは弦の太い方から音をチューナーに合わせていく方法になります。
まず6弦をチューナーでEと表示される音に調整します。
チューナーでEと表示され、なおかつバッチリE、つまりチューナーのメーター上でEのど真ん中になるように音を合わせましょう。
ちなみに全部の弦のチューニングが終わった後に、全部の弦を巻いたことによってまた最初に調整した弦に誤差が出ることがあるので、最後にまた確認のチューニングをするのですが、とりあえず最初から弦を一本ずつバッチリチューナーに合わせていきましょう。
次に5弦を合わせましょう。
5弦はチューナーにAと表示される音になるように調整しましょう。
こちらもAのど真ん中に合わせましょう。
次は4弦を合わせましょう。
4弦はチューナーにDと表示される音になるように調整しましょう。
これもDのど真ん中に合わせましょう。
次に3弦を合わせましょう。
3弦はチューナーにGと表示される音になるように調整しましょう。
これもGど真ん中に合わせましょう。
次に2弦を合わせましょう。
2弦はチューナーにBと表示される音になるように調整しましょう。
これもBど真ん中に合わせましょう。
そして最後に1弦を合わせましょう。
1弦はチューナーにEと表示される音になるように調整しましょう。
これもEど真ん中に合わせましょう。
とりあえずこれでギターの全ての弦の音を合わせたのですが、先ほども触れたように、全ての弦を合わせたあとで誤差が発生してないかもう一度6弦からチューナーで一通り見たいって、全ての音をもう一度それぞれの弦の音のど真ん中に合わせ直しましょう。
これでアコギのチューニングは完了になります。
チューニングに使うアイテム
これは先ほども書いたように楽器店などで売っているギター用のチューナーが必要です。
チューニングが合わない原因と解決方法
先ほどの手順でアコギのチューニングは完了なのですが、弾いてるうちにチューニングがずれてきたりすることがある場合があります。
この原因として考えられるのは恐らく2つになります。
まずは弦が新しい場合です。
ギターの弦は最初は伸びるので、新しい弦を張り替えてチューニングしたとしても、弦が引っ張られてのびるので、新しい弦は最初はチューニングがずれます。
この解決方法は、新しい弦が伸びきって安定するまでチューニングをこまめに合わせましょう。
いずれ安定するようになります。
もう一つ考えられる原因は、アコギのネックに異常がある場合です。
アコギのネックが反っていり、ねじれていたりすると、チューニングに狂いが生じてしまいます。
この解決方法は、アコギのネックの調整は、機種によっては自分でできるものもありますが、なるべく楽器のプロである楽器店の店員さんに直してもらいましょう。
まとめ
今回はギターのチューニングについて紹介しましたが、チューニングは初歩的なことなのですが、とても大事なことで、チューニングが合っていなければどんなに上手い人が弾いたとしても良さが半減してしまいます。
そして耳も成長しなくなってしまうので、アコギを上達するためにも、そしてアコギを楽しむためにも、基本であるチューニングはしっかりしてからアコギを弾きましょう。